麦粒腫について

麦粒腫とはものもらいの内の一つです。瞼の外側や睫毛の根元に出来るものを外麦粒腫、瞼の内側、マイボーム線に起こったものを内麦粒腫といいます。

10代~30代の人に多く、夏場や季節の変わり目に比較的多くみられます。

瞼の腫れ 赤み 痒み 目の充血 異物感 

などが一般的な症状となります。

麦粒腫の原因

麦粒腫は主に黄色ブドウ球菌に感染し発症します。

黄色ブドウ球菌は常在菌として人間の皮膚に存在します、感染力が低いので健康状態が良ければ感染することはございませんが免疫力が低下していることで感染する恐れがあります。

ものもらいの中には麦粒腫以外にも霰粒腫(さんりゅうしゅ)と言われるものもございます。霰粒腫は細菌感染とは違い、瞼の淵のマイボーム線という皮脂腺が詰まることで発症いたします。

麦粒腫ができてしまう原因

ストレス

ストレスは免疫力を低下させてしまう原因の一つです。

食生活の乱れや運動不足・疲労の蓄積やプレッシャーなどの心理的負担はストレスの原因となり免疫力が低下します。免疫力が低下してしまうと普段感染しないようなものでも感染してしまいます。

アイメイク

濃いアイメイクをしている方、今ではとても多いです。

睫毛の生え際までしっかりとメイクをしている状態だと分泌腺の出口が塞がれてしまうのであまりよくありません。瞼の周辺が不衛生になると感染しやすくなってしまいますので、化粧は長時間つけない事を心がけましょう。メイクをしてしまったまま寝るなんてことは絶対にあってはいけませんよ。

鍼の効果

鍼をすると脳の中の視床下部の血流が上がることから自律神経が整っていきます。特に鍼をすると、副交感神経が優位になる為、リンパ球が増え、免疫力が向上します。免疫が上がるので感染リスクも下がり、風邪などを引きにくい身体にもなっていきます。

ものもらいで痒みや痛みがある場合は一度眼科を受診されることをお勧め致します。