福岡カンナの吸い玉/カッピング

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吸い玉とは、数千年という古い歴史を持つ民間療法で、世界各地で様々な名称がつけられ、多くは吸い玉、カッピングと呼ばれています。今でもスポーツ界ではパフォーマンスupの為に取り入れられており、ハリウッドセレブにもファンは多く、幅広い分野に人気があります。日本でも東洋医学、西洋医学で用いられる治療の1つです。

施術方法としては、吸い玉用のカップを皮膚に吸いつかせ、カップと皮膚の間の空気を抜いて行うやり方です。物理的に血流の流れを変えることができます。滞った老廃物を流すことで、血流の促進・疲労回復に効果があります。

施術後の写真を見ると、見た目の印象にインパクトがあるので、「痛そうだな…」と思う方もいらっしゃいます。しかし、実際は痛みを感じることは少ないです。心地よさだけではなく、施術後は身体のスッキリ感と軽さを十分に感じて頂けます。

吸い玉とオイルを用いた施術方法があります。これは肌にオイルを塗り、その上に吸い玉を吸い付かせ、滑らせて行う施術法です。これは『走缶法 (そうかんほう)』と言い、溜まった老廃物を流す目的で行います。吸い玉と肌との間にオイルがあることにより、皮膚を保護することができます。

その為、直接肌へ吸い玉を吸い付かせるよりは、肌へのダメージは少なくなります。また、痕にも残りにくくなります。リラクゼーションとして多く使われています。

走缶法は、筋膜リリースの目的でも使われます。筋繊維を一つ一つ剥がすイメージで、吸い玉の陰圧の力を利用して、筋膜を引っ張りながら剥がしていく施術です。また、吸い玉と鍼を組み合わせた施術方法もあります。

これは『瀉血』といって、一度鍼を打ってすぐに抜き、わざと出血させ、その部分に吸い玉を被せて行う方法です。滞っている血液を体外へ吸い出すことにより、身体の回復機能を高める方法です。「瘀血」が溜まっている部分に多く用いります。

瘀血(おけつ)とは?

東洋医学では血液が滞り、流れが悪くなることを『瘀血』と呼んでいます。「瘀血」の状態になると、血液の粘度が強くなるので流れが悪くなっています。

「悪血」と書かれることも多く、「どろどろの血液」を連想する方もいらっしゃいますが、実際はそうではなく、血液の巡りが悪くなることによって血液が新鮮さを失い、それによって起きる不定主訴や疾病を指します。

俗に「血の道」と呼ばれる月経不順などが代表的なものですが、冷えやのぼせ、コリや痛み、貧血、脳血管障害などの循環器症状は「瘀血」が原因にある事が多いとされています。その瘀血を直接取る方法として、瀉血が行われます。これは、滞った血液を身体の外へ流し出す方法です。

♢「瘀血」の判断方法・症状

・皮膚、唇などが赤黒い(赤ら顔) ・舌の裏の静脈の色が紫色になって目立つ ・便秘気味 ・生理の異常がある

しかし、上記に当てはまるからといって「瘀血」とは断定できません。
気になる方はお気軽に一度ご相談下さい。

♢血流を良くする生活習慣

・食事のとり方 (食べ過ぎない・脂肪分や糖分は控える・1日に水を1Lは飲むようにする) ・適度な運動 ・快眠の確保 ・自分なりのストレス解消法を見つける。

この様に、生活習慣を少しでも変えるだけで血液の流れは変わっていきます。

こんな人に効果的

〇冷え性・むくみを感じる方
〇肩こり、腰痛に悩まれている方
〇寝つき、寝起きが悪い方
〇婦人科疾患で悩まれている方
〇アトピー性皮膚炎や花粉症等のアレルギー体質

注意点

・一時的に痕が残る

施術後は、吸い玉の痕が3日〜10日間程度一時的に残ります。体調や血流の状態が悪い方ほどこの跡が濃ゆく長く残りやすい傾向にありますが跡は必ず消えますのでご安心ください。吸い玉を継続して受けていただくことで、血流や体調が改善されて痕が消えるまでの日数はだんだんと短くなっていきます。早い方であれば当日のうちに消える状態もあります。

・だるさ・眠気などを感じる

健康を取り戻す過程で、身体にだるい症状が出ることや眠気、痛み、発熱といった症状が出る場合があります。鍼やマッサージと同じでこのことを好転反応と言い、溜まっていた老廃物が一気に流されることで身体が回復するために起こる現象です。

施術後は運転や激しい運動、飲酒は避けましょう。水分をできるだけ多く摂取して、毒素や老廃物を体外に排出しやすくすることが大切です。吸い玉を受けた当日はご自宅でゆっくりと安静に過ごすことをオススメします。

・心臓疾患の方

循環器系に異常がある方、(特に心筋障害や弁膜症の方)や重度の貧血をお持ちの方は、吸い玉をすると内出血と同じ状態になるので、血栓(血の塊)が作られ、肺や脳で血管を詰まらせてしまう可能性があるので控えた方が良いでしょう。

・内分泌疾患の方

吸い玉は基本的には安全な治療法ですが免疫力が低下した患者さんの場合は注意が必要です。吸い玉による跡が残ったところは一時的に皮膚のバリア機能や免疫能が低下するため、そこから感染症を招く恐れがあります。

そのためクッシング症候群やアジソン病といった免疫力が低下しやすい疾患をお持ちの方は施術前に担当者にご相談ください。

敏感肌の方

敏感肌の方はバリア機能が弱い状態になります。その状態で吸い玉を行うと、皮膚に大きな負担がかかり炎症を起こす可能性があります。

対策として施術前にオイルを用いれば負担を軽減することが可能ですが施術時の肌の状態にもよります。施術前に施術者へご相談ください。

まとめ

吸い玉治療の特徴は、血液の流れを良くして血液そのものをキレイにすることです。血流が良くなることで、交感神経と副交感神経のバランスが良くなり自律神経も整っていきます。自律神経が整うことで、不眠や便秘などの身体の不調が改善されます。

吸い玉治療と美容鍼灸を合わせて施術をすると全身の血流が更に良くなり、顔にも血流が行き渡ります。結果としてくすみが解消され、肌のターンオーバーも促進されます。身体の不調にお困りの方は、問い合わせフォーム、LINE、お電話にてすぐにお問合せ下さい。


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