5割は損をしているかもしれない〇呼吸と〇呼吸の違い ~美しさは健康から~

我々が日々行っている行動は常に自律神経によって支配され調節されています。心臓の拍動、食べ物の消化、ホルモンの分泌、汗の分泌、視力の調節など、意識的に動かしていないものはほぼすべてが自律神経により勝手の調節されています。

しかし、そんな中で、特に重要でありながらもほとんど意識されていないものの一つが”呼吸”

我々は呼吸によって生かされ、酸素によって動いています。美しさは健康から、そして健康のためには日々の見直しが必要不可欠です。今回はそんな呼吸で損をしているかもしれない要素をご紹介していきましょう。

口呼吸と鼻呼吸の違い

まず、呼吸は大きく分けると腹式呼吸と胸式呼吸の二つに分けられます。この違いの簡単な見分け方は鼻でしているのか、口でしているのかということ。口ですれば胸式呼吸となり、鼻ですれば腹式呼吸となります。

人間は太古より鼻で呼吸をし、腹式呼吸で生きてきたとされています。しかし、現代社会においては胸式呼吸の人が圧倒的に増えており、その影響で病気が増え、身体が弱くなっているという研究データも存在します。

ではなぜ鼻から空気を吸う腹式呼吸ではなく、口から吸う胸式呼吸では人間が弱くなってしますのかを把握する為に、まずは腹式呼吸の役割から見ていってみましょう。

鼻呼吸(腹式呼吸)の役割

①鼻呼吸は口呼吸に比べ、呼吸への抵抗が50%大きくなる。それにより呼吸量が相対的に減る為、体内に取り込める酸素の量が20%増えます。

②鼻呼吸をすると、吸い込む空気が温まり、湿度が高くなります(6℃だった空気が鼻を通過すると喉に到達するまでに30℃、肺に到達することには37℃になる)。

③鼻呼吸をすると、鼻というフィルターの影響で空気に含まれる大量の細菌やバクテリアを除去することが可能

④運動時鼻呼吸をすると有酸素運動と同様の効果が得られます

⑤鼻は入り口であると同時に一酸化窒素の貯蔵庫でもあり、一酸化窒素は健康維持に欠かせない気体のひとつ。

 

以上が鼻呼吸をした際に得られる恩恵と役割です。

今度は反対に口呼吸での役割や影響を見てみましょう。

口呼吸(胸式呼吸)の役割

①口呼吸をしていると(特に子供)猫背になりやすく気管が弱くなる

②睡眠時に口呼吸になっていると慢性的な脱水症状になりやすい

③口の中が乾いていると、口の中が賛成になりやすくなり、そのために歯周病や歯槽膿漏といった口腔疾患を患いやすい

④口呼吸をすると口内最近、バクテリアのバランスが崩れ口臭の原因となる

⑤いびきや睡眠障害の原因となる

⑥酸素を大量に体内に取り入れることができる(ただし一時的に)

 

以上が口呼吸で陥ってしまう症状やトラブルです。

この内容だけでも口呼吸よりも鼻呼吸をした方がいいといのは見て取れます。

美しさは健康から

可能な限り、普段から鼻呼吸を意識することで難しいことなどをせずに健康指数を高めることが可能になります。我々の身体は常に勝手に調整され勝手に動きます。急に変えようと思っても変えることはできないのです。普段か自分の身体を意識し、習慣を変えることで初めて呼吸も変わるのです。

美しさは健康から。普段からできる簡単方法からまずはトライしてみましょう。

井上

 

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通称 美容鍼灸王子® 終末期医療や高齢者医療の現場で鍼灸師として活躍。年間2,500件以上の施術を担当。その過程で、仮面様顔貌など容姿が変化する難病の患者を救いたい思いから、日本における美容鍼灸のパイオニアである上田隆勇氏に師事。女性だけでなく、難病患者も美容鍼で改善に導く治療院を運営。その後の活動が評価され、最年少にて初代上田式美容鍼灸®認定講師の1人として任命を受ける。 現在は施術の傍ら専門家への美容鍼灸の指導活動や、一般向けの講演活動を行い正しい美容医療の普及活動も精力的に行っている。メディア取材実績多数。