くすみのない毎日を手に入れる方法 ~くすみと呼吸~【認定美容鍼灸師®監修】

くすみに悩む女性があとを絶たない現代ですが、そのくすみを感じずに毎日を過ごすことができる方法があればどうでしょうか?実は意外で簡単な方法でくすみをなくすことは可能です。今回はなぜくすみが現れるのか、その対象法についてご紹介していきましょう。

そもそもくすみとは

くすみとは肌の透明感がない、ハリがない、土色のような状態を指すことが多いですが、その原因は血流の良し悪しで決まります。血液の色というと”赤”をイメージされる方が大半だとは思われますが、あの赤味は鉄を多く含むヘモグロビンという色素によって作られています。血液の流れが正常であれば血管には酸素が豊富に含まれていますので、ヘモグロビンはこの酸素と結合することで鮮やかな赤味を生み出してくれるのです。ちなみに海老やザリガニなどは青い血液などをご存知でしょうか?これは我々人間がもつヘモグロビンではなく、銅が多く含まれるヘモシアニンという色素が血液を運ぶためです。ヘモグロビン(鉄)と酸素が結合することで赤色に、ヘモシアニン(銅)と酸素が結合することで青味がかった色になるわけです。

話が逸れてしまいましたが、くすみはこの酸素と鉄の結合が少ないと淀んだ色味になりますので、ヘモグロビンか酸素の量が不十分だと透明感のない、土色のような肌を呈してしまうのです。つまり、血流の低下、血液成分(赤血球)の低下、酸素(呼吸)の低下によってくすみが現れやすい状態が生まれるわけです。

どのように改善するか?

血流不良が根底にありますので、当然この血流改善を行っていく必要があります。ただし、ここで重要なのは全身の血流改善が必要ということ。よく、くすみをとるためのフェイシャルマッサージ等をみかけますが、顔のマッサージだけではくすみは改善しません。なぜならば、身体の血流不足が悪い状態なのに顔だけ改善しても大きな効果は期待できず、効果が出たとしても一時的なもので終わってしまうからです。

また、顔の皮膚というモノは非常に繊細です。現代のスキントラブルの多くは洗いすぎや触り過ぎという事実をご存知でしょうか?皮膚、特に顔面部の皮膚は基本的には触らない、摩擦をかけないのが原則ですので過剰なマッサージは良くするどころか余計に悪化させる要因となります。その為、顔の血流を良くするのではなく、身体の血流を良くする必要性が求められます。心臓も身体にあります。簡単なストレッチや身体を動かすことで軽度のくすみは改善させることが可能なのです。

血液が作られている場所

皆さんは血液が作られている場所がどこだかご存知でしょうか?血液というと心臓や肝臓をイメージされる方も多いですが、血液が作られている場所は骨の中に存在する骨髄です。赤ちゃんは全身の骨の中で血液を作ることが可能ですが、大人になると、背骨や骨盤、胸骨などの極一部の骨からしか血液を作ることしかできなくなります。先程のヘモグロビンも骨髄で生成されますが、この血液を作るのは主に眠っている時間帯に作られることが多いとされています。

つまり、睡眠不足では血液を作ることが不十分となりくすみが現れやすい状態となってしまうのです。また、血液は鉄から作られますが、この鉄分が不足しても血液(赤血球)の量が減少しやすくなります。鉄を体内で吸収するにはビタミンCも必ず必要になりますので、バランスの良い食事もくすみ改善には求められます。

酸素の量?

冒頭でも触れたように、血液はヘモグロビンが酸素と結合することで初めて鮮やかな赤色になります。つまり体内に酸素が少なければ淀んだ赤味を呈することも増えてしまうのです。しかし、普段の生活の中で体内の酸素量などを気にしたことがある方はほとんどいらっしゃらないでしょう。私もそこまで気にしたことはありません(笑)しかし、呼吸が深い、浅いという考え方ではどうでしょうか?思い当たる節のある方も多いのではないでしょうか。

普段から運動不足体質の方は筋肉が酸素を必要としませんのでそこまで深い呼吸を身体が求めなくなってきます。また、体幹の筋肉、呼吸に関連する筋肉が硬ければ肺も膨らみにくくなってしまい、酸素を吸い込む力が低下してしまいます。これは猫背など姿勢が悪いというのも同様に呼吸のしにくさに影響を与えてしまいます。

また、朝起きる時に口の中が乾いている場合や、ネバつきを感じる場合、高確率で”口呼吸”となってしまっています。口呼吸になると構造上の問題から肺に酸素が入る量が少なくなりますので、良質な血液を造るという意味でも、くすみを改善するという意味でもマイナスの効果しか生みません。鼻呼吸を意識して行うだけで体幹の筋肉が動くようになり、呼吸も深く行うことができます。これは結果として全身の血流を増やし、血液の質を高め、くすみのない毎日を手に入れることができるのです。

運動と栄養と呼吸に勝るものなし

巷ではくすみ改善や美白を謳った基礎化粧品も多く存在します。しかし、基礎化粧品に血流やくすみを根本的に改善する効果はないに等しいのです。くすみを改善させるためには全身の改善が必要です。そのためには普段からの運動量。ただ、くすみはくすみでも黄色くくすむ、”黄色くすみ”は少し話が変わります。黄色くすみについてはこちらからご確認ください

普段からの食事量、そして呼吸というちょっとした生活の変化を取り入れることでくすみは無くすことができ、快適な毎日を過ごすことができようになっていくのです。

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ABOUTこの記事をかいた人

通称 美容鍼灸王子® 終末期医療や高齢者医療の現場で鍼灸師として活躍。年間2,500件以上の施術を担当。その過程で、仮面様顔貌など容姿が変化する難病の患者を救いたい思いから、日本における美容鍼灸のパイオニアである上田隆勇氏に師事。女性だけでなく、難病患者も美容鍼で改善に導く治療院を運営。その後の活動が評価され、最年少にて初代上田式美容鍼灸®認定講師の1人として任命を受ける。 現在は施術の傍ら専門家への美容鍼灸の指導活動や、一般向けの講演活動を行い正しい美容医療の普及活動も精力的に行っている。メディア取材実績多数。