おこばんにちわ。
福岡美容鍼灸サロンCanna インチョです。
福岡もずいぶん暑くなってきました。
梅雨入りのじめじめの季節ですね。
私?もちろん溶けそうです(゚∀゚)
さて、暑くなってくると
気になってくるのが汗ですよね。
特に女性は汗でメイク直しの数も増えちゃうので大変。
まぁ男性も汗臭いにおいが気になるという
イケてる系男子が増えてるので大変ですが。
さて、そんなメイクですが
問い合わせが多い質問に
「メイクはしたままでも美容鍼灸できますか?」
という問い合わせがきます。
今回はここをお答えしていってみましょう。
結論から言いますと
「メイクしたままの美容鍼灸するのはおススメしません」
というか、
メイク落とすのもめんどくさいなら
美容鍼灸はしなくてもいいんじゃないかなと思います。
もちろんこれはあくまで私個人の主張です。
が、理由はあります。
最終的に決めるのは美容鍼灸を受ける患者さんの方々ですので
私の意見がその参考のひとつにでもなれば嬉しくて熟睡できそうです。
さて、では早速内容にはいっていきましょう
まず、メイクの上から美容鍼をしない方がいい理由、
第一に
衛生的によろしくない
美容という言葉がくっついていますが美容鍼灸はそもそも医療行為です。
効果や資格云々は置いておいても
エステや美容整体、小顔矯正とは一線を画してしまう行為なわけです。
どちらかというと美容手術に近い行為。
皮膚に鍼を打つわけですから、超絶的に小さい傷ができます。
髪より細い0.1㎜とかなのでまぁ痛みはほぼありませんが。
ただ、医療ドラマのお医者さんたちが手術前に
徹底的に消毒して衛生面に気を付けているのを見ればわかるように
医療と衛生というのは原則セット。
あれだけ、タワシみたいなので手をゴシゴシして
徹底していても感染がおこっちゃうこともあるのに
食事したり、つい触ったりしちゃて不衛生になりやすい顔面部に
しかもメイクをしたまま鍼を打つのは如何なもんではないでしょうか?
ではメイクの上から美容鍼をしている先生はどうやってるの?
一部の「メイクをしたままでも美容鍼灸できまっせ」
という方々の主張を聞く限りでは
「鍼を打つ場所だけ消毒するので全部のメイクは落とさなくてもいいですよ♪」
という主張が多いようですが。
鍼を打つときの術野って意外と広い
流派にもよりますが、日本では基本的に両手で鍼を打っていきます。
鍼を打つ場所を押さえる「押手」が触れる場所は消毒しなくていいんでしょうか?
そもそも、身体の消毒と同じように
顔面部もエタノールで消毒する先生もいらっしゃいますが
顔面部の皮膚にエタノールが良くないってことは知らないんでしょうか?
基本的にエタノールが消毒効果を生み出す理論としては
〇細胞膜の脂質を溶かし出す。
〇タンパク質変性。タンパク質の構造を変化させて機能を失わせる。
〇脱水作用。エタノールは非常に揮発性の高い液体なので細胞内部に入るとすぐに揮発して蒸発してしまいます。この時、細胞内部の他の液体もろとも蒸発するので細胞内部をからからに乾燥させてダメージを与えます。
という理論や機序で消毒が行われます。
難しい言葉がいっぱいでてきますが
注目するのは最後の項目。
要約すると
「エタノールはすぐに蒸発するから
その作用で細菌もろとも肌を乾燥させて殺しちゃおう!」
といってるわけです。
身体の皮膚のような表皮が厚ければ、
多少の乾燥は取るに足らない現象です。
ただ、顔面部の表皮は非常に繊細。
敏感肌や乾燥肌、赤ら顔の原因はエタノールなどの刺激物によることも
多いくらい、顔面部にはキツすぎる代物なのです。
まだ使うなら他の物で代用したほうがいい。
美肌の為には、表皮のバリア機能を一定に保つのも
ひとつの条件になりますが
それを壊しちゃう恐れがあるのが
エタノール消毒という行為なわけです。
肌を労わるための美容鍼灸なのに
肌にダメージを与えちゃうのは本末転倒な気がしちゃうわけです。
蛇足で言えばこのエタノールでも
毛穴や汗腺に入り込んでいるファンデーションは落としきれません。
だって最近のファンデはムラがなくなるように超微粒な粉になってますから。
そして第二に
メイクしたままでどうやって正確なカウンセリングするんですか?
私のサロンでは新規のカウンセリングには1時間くらいかけてます。
というか、かかってます。
もっと短縮できればいいんですが、
たるみの原因となる筋肉や
シミの種類や原因などを調べたりしてると
どうしてもそれくらいかかっちゃうんです。
話が逸れました。戻します。
で、スッピンになってもらえないと
正確なカウンセリングができません。
だって皆さんシミとかシワ、
血色不良を隠すためにもメイクしますよね?
頑張って隠されているものを
ぱっと見ただけではわかりませんし、
メイクの上からではなおさらです。
施術効果があってもどれくらい変化したのかわからないから
評価ができない。
なので、メイクをしたまま施術されてる先生は
施術効果の評価を患者さんに任せちゃってるのか、
もしくはちゃんとカウンセリングもせずにやってるのか?
と思わずにはいられなくなっちゃうわけです。
でも、こちらが悩みをちゃんと原因から把握していないと
どこにどんな鍼をすればいいかわからないですよね。
一般の方は解剖学や生理学にそこまで精通していません。
シミと思っていたものが実は他の物だったりすることもあるわけです。
可能性は少ないですが、シミに鍼をしたせいで皮膚がんになる可能性もゼロではありません
メイクの上からでもシミやシワが透視できる
そこまでのゴッドアイを私もほしいです。
誰かください(゚∀゚)
「現代では鍼灸での感染リスクなんてそもそも少ないんだから
患者さんが気軽に受けれて満足してもらえばいいじゃないか。」
という意見もあるかもしれません
スイマセン。
せっかく勇気をだして受けようと決心したゲストに
適当なことはできないので私はそこまでこだわりたいんです。
「気軽さ」と「リスク」は天秤にかけちゃダメなような気がします。
医療者としてそこは手を抜けません。
なので、Cannaでは
カウンセリング前、美容鍼灸施術前は必ず
クレンジングと洗顔を行って頂きます。
スッピンになっていただきます。
すごい手間ですが、メイクオフする理由も説明すると
皆さん納得されてメイクを落としていただけます。
「えーめんどくさいー( ゚Д゚)」
という方は過去に1人もいませんでしたが
もしそういう方はCannaには恐らく合わないので
是非、他の所にいかれてくださいませ。
九州で最も古い認定美容鍼灸専門サロンとして
恥じぬ施術と活動をスタッフ一同、今後も行っていきたいと思います。
長文にお付き合いいただきありがとうございます。
今回はちょっと真面目に書きすぎました(*´з`)
肩が凝りました|д゚)
福岡美容鍼灸サロンCanna
インチョ 井上
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