皮膚掻痒症（ひふそうようしょう）とは？
明らかな皮膚病変や原因がないにもかかわらず
かゆみがでちゃう症状を指すのですが実はこの症状、地味に多いのです。
これからの時期、季節性の湿疹などとも捉えられちゃうのですが
実はこれも鍼灸、美容鍼灸で改善する症状です。
皮膚掻痒症の基礎知識
明らかな皮膚病変がないにもかかわらずかゆみが出る症状
そして、かゆみがでる部位は汎発性と限局性に分かれます。
●汎発性
- 全身にかゆみがある
- 乾燥、内科的疾患が考えられるもの（肝臓疾患、腎臓疾患、呼吸器疾患）
- 老人性皮膚掻痒症など、高齢者に多くみられることが多い
● 限局性
- 体の一部分、部分的にかゆみが現れる
- 便秘、蟯虫症、腟カンジダ症、腟トリコモナス症などを患っている場合
- 男性は肛門掻痒症、女性は陰部掻痒症などが代表的
皮膚掻痒症の症状
基本的に慢性的なかゆみが症状になります。
内臓病変などがあっても、
皮膚自体の明らかな病変がないにも関わらず
全身または体の一部にかゆみがでるかゆみのために
引っ掻くことで二次的な病変を引き起こすこともあります。
皮膚掻痒症の検査・診断
原因となる疾患の検査を行うことが多いですが
検査をしたとしても原因が見つかることはあまりありません。
それゆえに有力な対処ができず、症状が長引くことも多くあります。
皮膚掻痒症の治療法
- 原因と考えられる内臓疾患があればその治療を行う
- かゆみに対する薬物療法
- 皮膚の保湿力をあげる塗り薬
- ステロイドの塗り薬
- 抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の飲み薬（内服）
皮膚掻痒症の予防法
皮膚掻痒症に限らず、皮膚疾患、症状は乾燥が原因となる為
皮膚の乾燥を防ぎ、保湿を行う。
なおかつ、皮膚を引っ掻かないように留意することで予防することが可能です。
皮膚掻痒症に関連する治療薬
抗ヒスタミン薬（外用塗布薬）とは？
直接皮膚に塗ることで痒みや赤み、
膨らみなどの皮膚症状を和らげる塗り薬です。
ヒスタミンとは、皮膚の痒みや赤みなどが生じる
体内のアレルギー反応を引き起こす物質。
ジフェンヒドラミンなどが代表的な成分。
抗ヒスタミン薬（内服薬・注射剤）とは？
体内に直接含ませることで、アレルギー反応を抑え
蕁麻疹、花粉症、喘息などによる
皮膚の腫れや痒み、鼻づまり、咳などの症状を改善するお薬です。
皮膚掻痒症以外にも喘息やアレルギー疾患などでも用いられます。
皮膚掻痒症への(美容)鍼灸治療
鍼灸治療では鍼による軸索反射、
脳への体性-内臓反射により生命活動の中枢である
視床下部や延髄の機能を改善、向上させます。
これにより免疫機構、自律神経が正常化され
炎症反応、アレルギー反応を鎮静化させることが可能になります。
また、東洋医学では皮膚は肺に属す器官であるとされ
肺の治療を行うことで皮膚症状の改善も行うことが可能です。
美容鍼灸では更にオイルでのトリートメント加え保湿を行います。
肌トラブルがでている場合、
エステティックなどの
摩擦は行わない方がよいのですが
当サロンでも提供してる
アトピー肌でも受けられるアキュレッチ®という
テクニックでは問題ございません。
鍼灸や美容鍼灸の最大のメリットは
副作用や常用性、中毒性がないということです。
薬は効果は確かに現れますが症状によっては効かない場合や
むしろ悪化してしまう場合もあります。
そして、使い続ければ徐々に効きにくくなるという点もあります。
”症状”を治すのではなく”身体”を治す
これが西洋医学と東洋医学の根本的な違い
病院やクリニックで検査しても異常がでない場合
鍼灸という選択肢も試してみてくださいね。
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