美しさは疲れから シワと生理痛の関係とは

美容領域の悩みの中でも特に40代以降の女性に多い悩み”シワ”
シワは美容鍼灸でも改善しやすい症状のひとつですが今回はその美容鍼灸のアプローチ方法について触れてみましょう
シワは大きく分けて表皮性のシワ、真皮性のシワの2種類がありますが美容鍼灸はどちらのシワにもアプローチ可能ですが、表皮性のシワは無理に鍼をしなくとも改善は十分可能です。表皮性のシワは別名「乾燥シワ」とも呼ばれるタイプのものになります。つまり、乾燥が原因となる為、十分な保湿、保護さえ行えば目立たなくさせたり消すことは十分可能なのです。
 
もちろん、鍼をすることでコラーゲン生成を活性化させたり、血流を改善させたりすることで改善は可能です。しかし、鍼は内出血(青アザ)にリスクがある為、鍼をせずに改善するならばしないに越したことはないと考えるのがCannaの方針です。
美容鍼が得意としているのは真皮性のシワになりますが、表皮性のシワとの見分け方は引っ張ってみて線が残るかどうか。シワがある部位を引っ張ってみてシワが消えるのであればそれは乾燥性シワの可能性が高いでしょう。逆に引っ張ってみて線が残るようであれば真皮層まで至ってしまっているシワの為、基礎化粧品やエステでの改善は難しいところです。
 
そこで登場するのが美容鍼でのアプローチ。美容鍼でも局所に鍼を打つことで真皮層の代謝を促し、コラーゲン生成を活性化し、なおかつコラーゲン自体も同時に生成していきます。もちろんこれだけでも徐々に改善はしていきますが、美容鍼の面白いところはここからです
美容鍼では”なぜそこにシワができてしまったか”を考えます。現代医学的に言えば、どの筋肉が影響を及ぼしシワを形成しているのか。例えばオデコのシワは前頭筋、眼瞼挙筋、皺眉筋、眼輪筋の拘縮や疲労によって引き起こされます。なのでどの筋肉が影響を及ぼしているかを考えながら鍼を打っていく必要があります。
 
また、同時に大事なのが身体面のアプローチ。顔面部のシワなのに身体のアプローチをする。ここに疑問を持たれるかもしれませんが、よく考えてみてください。シワを多く形成する理由としては表情シワと呼ばれる頻繁に動かす筋肉による影響が大きいと考えられています。わかりやすいところで言えば悩みが深くあり、常に考え事をしている方には眉間部のシワが多くみられます。
では、悩みや考え事がそのままなのに眉間部のシワだけ消えてもどうでしょうか?またシワが形成されてしまうのが関の山です。つまり、そのシワを形成している原因も同時に解消しなければ、いたちごっことなってしまう為、痛みや悩みの解消が必要となってきます。
 
女性の場合に多くみられるのは生理痛や肩こり、腰痛といった痛みの所見を抱えられているケース。美容鍼灸ではこのような疼痛所見や生理痛の改善も得意としているのが他の美容法と一線を画す部分。身体の施術とシワの施術、両方を同時に行うが故に早く改善され、異物などを注入しなくとも改善されていくのです。
もちろん、シワを最速で取るのにはボトックスやヒアルロン酸注入の方が早いでしょう。ただし、上記のような処置はあくまで対処療法であり、原因となる感情や痛みをそのままにしていてはいつまでたっても改善されることはないのです。そのシワがなぜできるのか、なぜそこにシワができてしまったのか、なぜそこにシワが存在するのか、そんなことを考えながらアプローチするのが美容鍼
 
異物を注入する施術ではない、自然な改善を希望されている方は、ぜひ一度美容鍼も受けられてみてくださいね
 
全く関係ないですが臀部(お尻)の英語訳は実はボトックス。ヒップではないってことご存じだったでしょうか?(笑)
 
美容情報読者登録フォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス
 
 
医師/鍼灸師向け読者登録フォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス
 
 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

通称 美容鍼灸王子® 終末期医療や高齢者医療の現場で鍼灸師として活躍。年間2,500件以上の施術を担当。その過程で、仮面様顔貌など容姿が変化する難病の患者を救いたい思いから、日本における美容鍼灸のパイオニアである上田隆勇氏に師事。女性だけでなく、難病患者も美容鍼で改善に導く治療院を運営。その後の活動が評価され、最年少にて初代上田式美容鍼灸®認定講師の1人として任命を受ける。 現在は施術の傍ら専門家への美容鍼灸の指導活動や、一般向けの講演活動を行い正しい美容医療の普及活動も精力的に行っている。メディア取材実績多数。